962.【令和6年大相撲9月場所9日目感想】本日も幕内では大の里関が9連勝し、十両では尊富士関が9連勝！

...

大相撲秋場所9日目です。それでは本日も特に印象に残った一番の感想をそれぞれ述べていきます。

...

まずは幕下のこちらの一番をご紹介いたします。

関取経験者の栃大海と、お父様は甲山親方（元幕内・大碇関）の若碇による一番です。

立ち合いでぶつかり、はたこうとした栃大海ですが、うまく決まらずに引いてしまう結果となり若碇が押し出しで勝ちました！

お父様の甲山親方は京都のご出身ですから、大相撲中継にご出演された際はその関西弁で親しみのある語り口による解説を聞き入っております。

若碇はその息子ですから、こちらも応援したくなりました。3勝2敗で白星を先行させた若碇。あと1勝して勝ち越すと関取昇進の可能性が出てきます。

...

本日の十両・尊富士関も、欧勝海関の中に入ってあっという間に寄り切って白星！

これで尊富士関は9連勝です。この勢いを止める力士は現れるのか！？今後も尊富士関の相撲が楽しみです。

...

大奄美関が左を入れて時疾風関を追い詰めるも、時疾風関は持ちこたえました！

そこから更に大奄美関が押し出そうとするも、時疾風関は再び耐えて回り込みました！

体を入れ替えて形成逆転した時疾風関が、ついに大奄美関を押し出しました！

時疾風関の粘り強い相撲を観ることができた一番でした。

...

長く組み合う両者が印象的な一番でした。

お互いが手探りでどう攻めていくかを試みていましたが、やがて若隆景関が翠富士関の中に入って寄り切りました！

幕内最高優勝の経験もある実力者の若隆景関が、今回も確実に勝って7勝2敗で勝ち越し王手となりました！

...

先ほどご紹介した若隆景関の実兄でもある若元春関は、今場所絶好調の関脇・大の里関との一番でした。

本日も大の里関のパワーあふれる相撲に若元春関はうまく対応できずに、大の里関が若元春関を寄り倒しました！

これで大の里関は勝ちっぱなしの9連勝です！本当に強いですね！

...

関脇・霧島関が左四つで頭を湘南乃海関の顎につける形で安定感のある寄り切りを見せて勝ち越しを決めました！

先場所から関脇に番付を落としてしまっている霧島関ですが、今場所のここまでのご活躍を拝見すると再び大関に返り咲く日も遠くないのでは、と感じさせます。

...

小結・平戸海関が素早い動きで大関・豊昇龍関に立ち向かいましたが、大関がすくい投げを決めて勝ちました！

これで大関は5勝4敗で今場所で初めて白星を先行させました。

一方、平戸海関も5勝4敗ですが、既に三役以上との対戦を終えておりますので、これから星をどう伸ばしていくかが楽しみです。

...

宇良関が小さい身体ながら大きな大関・琴櫻関をどんどん押していき、あっという間に大関を押し出してしまいました！

業師・宇良関のパワーある一面を拝見できた一番ですが、あっさり完敗してしまった大関が心配になる一番でもありました。

...

明日は早くも10日目ですね。勝ち越す力士や負け越す力士がどんどん出てきだすとともに、優勝争いもだんだん盛り上がっていきます。

秋場所のこれからが楽しみです！

お読みいただき、ありがとうございました。