山田隆一公式サイト

926.【祝・再結成】Oasisの2ndアルバム、『(What's The Story) Morning Glory?』。【『Wonderwall』や『Don't Look Back in Anger』も収録!】

2024/08/29

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先日、こちらの記事にてイギリスのロックバンド・Oasis(オアシス)が再結成することについて述べました。

再結成することを知ってから久しぶりにOasisの楽曲をいろいろ聴き、主要メンバーであるノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの兄弟のインタビューなども拝見しているうちに、私の中で再びOasisブームが起こっております。

その楽曲の良さはもちろん、インタビューでもギャラガー兄弟のユーモアがたっぷりで、私の腹筋が腹筋崩壊してしまいました!改めて腹筋を刺激する魅力的な兄弟だなぁと思います。(なぜ「腹筋」という言葉を多用したかは、お察しください!)

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さて、本記事では一時期私も毎日聴くほどハマっていた、Oasisが1995年に発表した2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory? 邦題:モーニング・グローリー』をご紹介いたします。

最初の曲『Hello』から最後の曲『Champagne Supernova』まで名曲揃いのこちらのアルバムのそれぞれの楽曲を、私なりにご紹介していきます。

こちらのOasis公式YouTubeチャンネルのプレイリストでは、このアルバムのMVを順番に観ることができます。

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(What's The Story) Morning Glory?

①Hello

冒頭のギターの演奏を聴くと、「ん?『Wonderwall』か?」と思ってしまいますが、その『Wonderwall』は後ほど流れます。最初はこの『Hello』という楽曲です。オープニングナンバーにピッタリな曲名ですね。

ゲイリー・グリッターが1973年に発表した『Hello, Hello I'm Back Again』という楽曲の歌詞とメロディが引用されております。この度、初めて『Hello, Hello I'm Back Again』を聴いてみましたが、Oasisの『Hello』とは大きく異なる曲調ですね。1973年から1995年の22年間での音楽の変遷も感じることができました。

個人的に「life is a game we play(人生は俺たちがやるゲームだ)」というフレーズが印象に残ります。様々なことがある人生ですが、せっかく生まれてきたのだから楽しもう、と思わせるフレーズです。

リアムの爽やかな歌声も相まって、グッとアルバムの雰囲気に引き込まれる1曲目です。

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②Roll with It

冒頭のギターリフからテンションが上がりますね。ドラマーのアラン・ホワイトによるドラムもノリノリにさせてくれます。

自分らしく我が道を突き進め、というメッセージのある歌詞の応援歌ですね。

キャッチーなメロディは、思わずふとした瞬間に鼻歌で歌いたくなってしまいます。リアムのメインボーカルと、作曲者でもあるノエルのコーラスが交互に流れる部分も好きです。

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③Wonderwall

今度は先ほどの『Hello』の冒頭と異なり、本当に『Wonderwall』が流れます。

4つのコードが繰り返される中で曲が展開されていき、そのコード進行からも個人的にwonder(不思議)な雰囲気を感じます。

やはり「You're my wonderwall(君は俺の不思議な壁だ)」のフレーズがなんといっても印象深いです。嫌なことから身を守ってくれる壁となる存在。つまり大切な存在だということですよね。

Oasisの代表曲の1つである『Wonderwall』。この楽曲自体が、多くの人々を励まし、人々の「Wonderwall」となったことでしょう。

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④Don't Look Back in Anger

So~♪

続いてもあまりにも有名な楽曲です。イントロはジョン・レノンの『Imagine』をオマージュしていますよね。

この楽曲のボーカルはリアムではなく、作曲者であるノエル自身が担当しております。爽やかなリアムのボーカルも、太くて力強いノエルのボーカルもそれぞれ良さがありますよね。

どうしてもギャラガー兄弟に焦点が当たりがちなOasisですが、改めて今回聴いてみるとアラン・ホワイトによるドラムの音色も印象深いと思いました。

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⑤Hey Now!

これまたキャッチーなイントロですぐに引き込まれる楽曲です。

曲名の「Hey Now!(さぁ、今だ!)」というフレーズが何度も繰り返されますので、そのことにより今に意識を向けたくなる楽曲です。

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⑥(Untitled)

歌詞がないインストゥルメンタルの楽曲です。こういった楽曲が合間に入っていくのは、アルバムの醍醐味ですね。アルバムとして1枚通して聴く中でこういった要素があると気分が高揚します。

この楽曲は、『Wonderwall』のシングルのB面曲の『The Swamp Song』というインストゥルメンタル楽曲の一部です。この度、初めてこちらをフルで聴いてみましたが、やる気を出してくれる楽曲ですね。最後のほうは、スピーカーが壊れたのかと思うほどの激しいギターで大迫力でした。

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⑦Some Might Say

イントロの重厚感のあるサウンドが好きです。そこからリアムのボーカルとともに、ポール・マッギーガンによるベースをずっしりと感じました。

曲名となっている「Some Might Say(ある誰かが言うかもしれない)」というフレーズが何度も歌われます。私はこのフレーズから、「何をしても他の誰かがいろいろ言うから、自分のやりたいことをやれ」というメッセージを受け取りました。

私がこうやって書いている記事にも、ある人は肯定的で、ある人は否定的かもしれません。しかし私は気にせず、個人的に思うことをこうやって書いております。

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⑧Cast No Shadow

この度、この楽曲の歌詞をじっくりと読んでみましたが自分の出すことができずに生きづらさを抱える人々への応援歌だと感じました。

太陽があっても”cast no shadow”、つまり影を落とさないほど内に悩みを抱えている人々が描かれていると感じます。

この楽曲は、Oasisと同年代のイギリスのロックバンド・The Verve(ザ・ヴァーヴ)のフロントマンのリチャード・アシュクロフトに捧げられた楽曲だそうです。ギャラガー兄弟とも深い交流があった方とのことですので、The Verveもこれから聴いてみます。

それにしても、この楽曲を書いたのもやはりノエルですが、時にはインタビューを聴く人の腹筋を刺激する過激な言動とは裏腹に、こんなに素晴らしい歌詞の楽曲を書くことができる事実があります。実際、口は悪いですが確かな人柄がインタビューでも伝わりますからね。

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⑨She's Electric

雷属性の女性を連想させるこちらの曲名ですが、electricという単語は電撃的、つまり刺激的だという意味合いもあるそうですね。

特徴的なピアノの音色を奏でているのは、Oasisでリズムギターも担当しているポール・アーサーズです。

この楽曲でもやはり、リアムのメインボーカルとノエルのコーラスのハーモニーが美しいです。メインボーカルの他にタンバリンも担当しているノエルのタンバリンの音色もこの楽曲では印象的でした。

そして最後のアウトロでの「アーアーアーアー」という声は、ビートルズの『With a Little Help from My Friends』のアウトロ部分からの引用だということが知られております。

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⑩Morning Glory

アルバムのタイトル曲ですが、なぜかアルバム名と異なり曲中にも登場する(What's The Story) が曲名としては登場しません。

Morning Gloryとは、アサガオの英語名です。この曲そしてアルバムが好きな私は、アサガオを見かけるとこの曲が脳内再生されます。

「What's The Story」と「Morning Glory」で韻を踏んでいるため語呂が良く、聴いていて気持ちが良いです。

この楽曲を目覚ましの音楽として設定している人もいるかもしれませんね。

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⑪(Untitled)

アルバムならではの効果音からの、再び『The Swamp Song』の一部のフレーズが流れます。

やがて、水の効果音が流れ始めて次の曲へ繋がります。

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⑫Champagne Supernova

名曲揃いのこのアルバムですが、最後にこの曲が待ち構えているとは!恐るべしと毎回聴く度に思います。

謎めいた歌詞からは、Oasisが敬愛するビートルズの例えば『I Am the Walrus』のような雰囲気を感じます。

曲名の「Champagne Supernova」という言葉は声に出すと気持ちよく、語呂が良いですね。

ゆったりとした雰囲気で流れる7分半ほどのこちらの名曲で、このアルバムが終わります。

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来年で発表から30年!いつまでも色褪せない名盤

今回は、Oasisの2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory?』をご紹介いたしました。

来年で30周年となるこちらのアルバムは、歌詞も曲調にもいつの時代にも通用する普遍的なものを感じます。Oasisの楽曲も、彼らが敬愛するビートルズのようにこれからも長く、人々に愛され続けていくことでしょう。

こうやって記事にするためにいろいろと情報収集しているうちに、Oasisについてだけでなくその周辺の情報もいろいろと新しく知ることができました。

かつてビートルズにハマり、ビートルズと交流があった人々の音楽も聴いたように、これからOasisと交流があった人々の音楽も聴いていくかもしれません。

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お読みいただき、ありがとうございました。