山田隆一公式サイト

684.【エリザベス・コットン】1950年代後半に60代でデビューし、左利きとして独自のギター演奏スタイルを生み出したアメリカの女性ブルース・フォークミュージシャン。

2024/03/24

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私はYouTubeで様々な動画を観ることが好きなのですが、私が観ている動画をもとにYouTubeは様々な動画をおすすめしてくれます。

本日は、この動画をおすすめされました。

往年に録音されたと思われる、海外の高齢女性のギタリストの演奏動画だということがわかり興味を持って再生してみました。

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1993年生まれの日本人の私ですが、なぜか懐かしい気持ちでいっぱいになり自然と涙が流れてきました。もしかすると前世はこの動画の当時にそこで生きていたのか、と勝手に想像してしまいました。

このギターを演奏している方について全く知らなかったので調べてみました。

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この方はエリザベス・コットン(Elizabeth Cotten)というアフリカ系アメリカ人のミュージシャンだということがわかりました。

1895年生まれで、1987年にこの世を去ったそうです。往年の動画だということはわかりましたが、19世紀生まれの方とは驚きです。

更に驚きなのが、初めて演奏を録音したのが1950年代後半、60代になってからという事実です。遅咲きの中の遅咲き、レジェンドですね。

更に更に驚きなのが、エリザベス・コットンは左利きなのですが、右利き用のギターを弦を張り替えずにそのまま反対に持って演奏しております。上にご紹介している動画でも指元が撮影されておりますが、人差し指でベースラインを、親指でメロディを演奏していることがわかります。この独創的な奏法により、音色に独自の味が生まれております。

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エリザベス・コットンは、ギタリストとしてだけでなく、シンガーソングライターとしても名を残しております。こちらの『Freight Train』という楽曲は10代の頃に書いた楽曲だそうです。それから50年ほどが経ち、60代になって世間に広く知られるようになりました。

この『Freight Train』はピーター・ポール&マリーやチェット・アトキンス(インストゥルメンタル)、ヴァン・モリソンなど名だたるミュージシャンたちによりカバーされました。ビートルズの前身バンドであるクオリーメンもカバーしたという記録が残っているそうですが、音源は残っていないそうです。

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今回は、エリザベス・コットンについてご紹介いたしました。

かつて、このような伝説的ミュージシャンがいたことをこの度初めて知りましたので、これからエリザベス・コットンの様々な楽曲を聴いていくことでしょう。

お読みいただき、ありがとうございました。