614.【エッセイ】やっぱり、歩くのは気持ちいい。
2024/02/05
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やっぱり僕は、歩くことが好きだ。
歩くことで運動になり、身体はもちろん、脳にも良い効果をもたらす話はよく知られている。
身体を動かすことで、頭も活性化する・・・、本当に人間ってよくできているものだと思わされる。
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確かにじっとしていると思いつかなかったことが、ふと歩いている時に思いついてしまうことがある。
人間は常に何かしら考えているものであるが、歩いていると更にいろいろな考えが頭の中をうろうろしている。
川を泳ぐ魚たちのようにうろうろしている様々な考えの中から、「これ、良いな」という考えをまるで魚釣りのように取り入れていく。
良い考えが思いついた時はまるで、大物が釣れたかのような感覚になる。気持ちが良いものだ。
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また、時には歩く時の感覚に意識を向けることもある。
一歩あたりの時間は一秒にも満たないが、その間にも身体は様々な動きをしている。
前に進んでいることで感じる風・・・、腕が動くことにより感じる風・・・、足の裏に触れる大地の感覚・・・、そして大地に触れた足の裏が離れていく感覚・・・。
歩くという行為だけでも、様々な感覚を感じ取ることができる。こういった感覚を感じることができることは、「生きている」ということだ。
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これからも、歩いている時に浮かび上がってくる考えの傑作選のようなものを、ここに書くかもしれないし、書かないかもしれない。
こうして僕は、これからも歩いていく。
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