545.【村下孝蔵】哀愁溢れるギターの演奏が光る名演と、和の心を感じる歌。【アルバム『GUITAR KOZO』】
2023/12/14
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今回は、シンガーソングライターの村下孝蔵によるアルバム『GUITAR KOZO』をご紹介いたします。私はYouTube Musicユーザーのためこちらのリンク先から聴いております。
1993年生まれの私は、1999年にこの世を去ったこの方をリアルタイムでは知りません。しかし、様々な時代の音楽に興味を持ちいろいろ聴いていくうちに村下孝蔵を知り、フォークソングと日本ならではの歌謡曲が合わさったような音楽性の虜になりました。
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今回ご紹介するアルバム『GUITAR KOZO』はアコースティックサウンドがメインのライブアルバムです。特に1980年代に発表された楽曲ではどうしても当時の流行を反映して、シンセサイザーなどが用いられたアレンジが目立ちます。そのような曲調も尊重いたしますが、やはりこの方には素朴なアコースティックサウンドがよく合うと個人的には感じます。
ライブアルバムながら、『初恋』、『踊り子』、『ゆうこ』など代表曲が収録されているベストアルバムとしての側面も持ち合わせております。特に『初恋』は現在も様々な歌手によりカバーされる名曲ですね。
『GUITAR KOZO』という題名のように、村下孝蔵の高い技術によるギターの演奏を堪能することができるアルバムです。このギターに加えて、歌唱力や作詞作曲能力にも凄まじさを感じます。
このアルバムには『春雨』という楽曲が収録されておりますが、私が住む長崎市には『春雨通り』という通りがありますので、この楽曲とは関係がありませんがこの通りを歩くとどうしても思い出してしまう楽曲です。「心を編んだセーター」という歌い出しから非凡な作詞センスを感じる名曲です。
また、このアルバムの最後には歌声がないインストゥルメンタルの『また逢う時まで』という楽曲が収録されております。和を感じる哀愁溢れる楽曲となっております。村下孝蔵は『この国に生まれてよかった』という楽曲も発表しておりますから、日本的な情緒を大事にしていたことが伝わりますね。
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村下孝蔵が生まれ育った熊本県水俣市には、『初恋』の歌碑があるそうです。水俣を訪れる機会があったら、必ず訪れたい場所ですね。水俣市といえば水俣病でよく知られておりますが、村下孝蔵という素晴らしいシンガーソングライターの地元だということも広く知られてほしいですよね。
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ソニーミュージックのYouTube公式チャンネルが、村下孝蔵のライブ映像をアップロードしておりました。その反響からも令和の現代でも愛されている方だということがわかります。
私のようなリアルタイムで知らない平成生まれだけでなく、令和生まれ、さらにはその先の世代の人々にも愛され得る素晴らしい才能をお持ちの方です。私も、これからも大事に聴いていきます。改めて、素晴らしい名曲たちを遺していただき、誠にありがとうございました。
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