1753.重度自閉症の高校生作家の方を知りましたので、ご紹介いたします。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第106回】
2026/02/04
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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重度自閉症(自閉スペクトラム症、ASD)の高校生作家の方を知りましたので、ご紹介いたします。
今回は、言葉を喋ることができない重度の自閉症を抱えながら作家としての活動をしている方を知りましたのでご紹介いたします。
こちらのYouTubeでのニュース動画でご紹介されている、内田博仁という方です。
博仁さんは言葉を喋ることができないので「重い知的障害」だと医師に診断されてしまったつらい過去をお持ちだそうです。相手の言うことを理解はできるのに、その理解していることを言葉や身振り手振りでうまく表現ができません。
高校生になった現在のこの動画のご様子でも、物事を理解していないと誤解されてしまうことでしょう。
しかしお母さまが博仁さんが物事を理解しているのではないかとわかるようになっていき、キーボードを触らせると文字を入力できるようになっていきました。
そしてキーボード入力により様々な文章を書いて、自分を表現できるようになりました。
それまでも頭ではわかっていたことをうまく表現できずに、もどかしい日々が続いていたことでしょう。
博仁さんは、「どんな子にも教育が必要だと僕は言いたいんです」「多くの人が学べる世の中になってほしいのです」と伝えます。
博仁さんの前向きなメッセージに、同じASD当事者として心が動かされました。
私は大人になった現在はこうやって文章を書くだけでなく、喋ることもスラスラできます。
しかし子どもの頃は博仁さんのように自分をうまく表現することができなかった部分もあり、頭ではわかっていても謎の恥ずかしさのような気持ちがあり自分を表現することができませんでした。博仁さんのエピソードを拝見して、その頃の自分を思い出しました。
このように、ASD当事者の中には頭では理解していてもそれを言葉や振る舞いでうまく表現することができない方がいるのです。
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博仁さんの連載『自閉症のぼくは小説家』
先ほどの動画でもご紹介されていた博仁さんの連載『自閉症のぼくは小説家』は、こちらから読むことができます。
読みやすい文章で、博仁さんがどのようなことを考えていて、それを日常でうまく表現できていないかを知ることができます。豊かな表現力で、どんどん読みたくなる文章です。
各回はこちらの『読み物』記事一覧からご覧いただけます。記事執筆現在(2026年2月4日)では第9回まで連載されているようです。
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今回は内田博仁さんの文章に同じASD当事者として励まされました。私も当事者としての情報発信をこれからも続けていきます。
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これからも、発達の特性について様々なことを情報発信していきます。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。