山田隆一公式サイト

1438.【エッセイ】『汁なし担々麺』

2025/05/20

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『汁なし担々麺』

私は辛い食べ物も、胡麻も好きである。

そんな私の眼の前に汁なし担々麺の皿があると、その皿の中身はすぐに空になるに違いない。

ひき肉やネギ、卵など様々な具材が盛られた麺を、思いっきり混ぜる・・・!

混ぜている時の香りといったら、これが食欲を誘い込む。

本来はもっと長く混ぜたほうがいいのかもしれないが、混ぜていると「食べたい!」という気持ちが暴走してしまい、少し混ぜると麺は口の中だ。

・・・、食べている間にも具材と麺は混ざっていくから良いだろう。と心のなかで言い聞かせながら、麺とそれによく絡んだ具材を一緒にどんどん食べていく。

私の地元・長崎にも汁なし担々麺が美味しいお店がありたまにそれを楽しんでいる。最近は冷凍食品でもかなり質が高い汁なし担々麺を食べることができるようになった。本当にいい時代である。

そして汁なし担々麺の本場といえば広島である。広島といえばお好み焼きが有名だが、汁なし担々麺の人気もだんだん上がってきているようだ。

私も広島に行った際に、某名店で一杯をいただいた。・・・さすが本場といえる香りと味わいだった。そのお店は汁なし担々麺の専門店なので一味違うものがあった。

地元・長崎で食べられる汁なし担々麺もかなり好きなのだが、専門店のものは専門店でしか味わえない。また広島に行った際には、やはり汁なし担々麺をどこかでいただくことになるだろう。

いろいろな具材を自分で混ぜて楽しむ味・・・、これからも度々、お付き合いすることになるだろう。

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お読みいただき、ありがとうございました。