1426.【エッセイ】『ちゃんぽん』
2025/05/16
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『ちゃんぽん』
私は生まれも育ちも長崎である。
そんな長崎の名物といえば、ちゃんぽんは最初に挙がりうる存在の一つだ。
今はちゃんぽんは好きである。たっぷりの野菜、豚肉、海鮮といった様々な種類の具の出汁が染み込んだスープ・・・、それに絡む麺をすすったときの感覚は、毎回クセになる。
・・・しかし、そんな長崎が地元の私でさえ、ちゃんぽんの良さがわかるようになったのは大人になってからかもしれない。
子どもの頃は・・・、それほど美味しくは食べていなかったと思われる。今でこそ野菜も美味しく食べるようになったが、かつては出されたものは食べはするものの・・・。それほどちゃんぽんが楽しみではなかった。
だが今は!野菜の旨味も思う存分楽しむことができるようになった。それは舌が肥えたからかどうかはわからない。あのキャベツの甘味やもやしのシャキシャキ感を思い出すだけでも気分がワクワクしてくる。
私がちゃんぽんに入っていたら嬉しい具材は・・・なにげにキクラゲだ。キクラゲのコリコリとした食感が好きだ。仮に私が自分でちゃんぽんを作るとしたら、キクラゲをたくさん入れてしまうことだろう。
今も長崎に住んでいる私だが、仮に長崎を離れたとしても今は全国チェーン店もあるほど全国的知名度を獲得したちゃんぽんだ。チェーン店以外の町中華でもちゃんぽんを出す店も、長崎以外でもいろいろとあるかもしれない。
疲れた身体に、染みる栄養たっぷりの一杯・・・!
皆さま、今日も、
お疲れちゃんぽん。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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