山田隆一公式サイト

1417.【エッセイ】『傘』

2025/05/13

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『傘』

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皆さまは、どれくらい雨が降ったら傘をさすだろうか。

一滴でも雨が降ればさす人もいれば、私のようにある程度大雨にならないとささない人もいる。これも実に人それぞれで、興味深い。

私の場合は小雨程度であれば濡れるのも少しですぐに乾くし、やがて家に帰ったらシャワーで洗い流すので傘はささない。

・・・こうやって思い返せば、私は「両手が空いている」状態が好きなようだ。

バッグもリュックサックやボディバッグを好みがちである。旅行の時ですら、よほどの大旅行でない限りは荷物を少なめにしてキャリーケースではなくリュックサックで済ませるタイプである。

「最低限のものを持っていき、ないもので必要なものがもし出てきたら現地調達すればいい」、そういった考えである。

つまり、身軽なのを好む傾向にある私だが、そんな私でも大雨が降ればそりゃあ傘をさす。

190cm近い身長で背が高い私なので、傘をさすと傘を入れた全長は2メートルを超えることだろう。

高身長あるあるなのだが、ただでさえ様々な道を歩いていると天井が低い場面に遭遇することがある。それが傘をさすとなおさらその頻度が急増する。

・・・そういうときは猫背になって傘を頭に近づける。

そして・・・狭い道ですれ違うと他の人の傘がちょうど私の顔の位置であることがある。これを避けていくことも、もうすっかり慣れたことだろう。

今年も梅雨はやってくる。そのときはまた、雨や傘について何か書くかもしれない。

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お読みいただき、ありがとうございました。