山田隆一公式サイト

1372.【エッセイ】『日本語と外国語と方言』

2025/04/26

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『日本語と外国語と方言』

最近、YouTubeで英語学習の動画をアップし始めたことからつくづく思うが、いくら翻訳技術が進歩してもその言語が持つ独特のニュアンス(細かな意味合い)はその言語特有のものである。

同じ内容でも、言語が違うと印象が大きく異なってくる。そしてその言語特有の単語などがあることもあり、訳そうと思っても厳密には訳すことは不可能なこともある。

私は外国語に関心があり、英語はもちろんかつて留学したイタリアのイタリア語をはじめとする様々な言語に触れた経験がある。

外国語を学んで思うことといえば・・・母語である日本語が特別な存在であることだ。

どれだけ外国語を学んでも、一番最初に覚えた言語である日本語が最も私の心に響いてくる。

外国語を学ぶことで、それらと日本語を比較することもできて、より日本語の良さについてもわかるようになってきたのかもしれない。

さらに言えば、私は長崎の五島列島の生まれなので、五島列島の方言には強い愛着を覚える。日本語の中にある様々な方言にも関心がある私であるが、やはり地元の方言を聞くと安心感があるものである。

言語は、それぞれの国、地域で長い年月話されてきて形成されてきたものである。それぞれの言語の違いを感じることも、私は好きなのである。

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お読みいただき、ありがとうございました。