1341.【エッセイ】『もやもや』
2025/04/14
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『もやもや』
私もやはり人間なので、殊に子どもだった時分にはしばしば頭の中がもやもやすることがあった。
いろいろと悩み考え、頭の中でグルグルと様々なことが回っている。
過去の私自身に向けて、書いてみようと思う。
頭の中がもやもやしていると感じたら、ひとまず他のことを考えよう。
同じ悩みや不安をいろいろと考えすぎると、どんどん事態は悪い方向に行ってしまうことを、これまでの経験則からよ〜く感じた。
人は同じことをずっと考えすぎると、どうしてもネガティブな方へどんどん進んでしまうらしい。
私は考えすぎる傾向にある人間なのでそのことを肝に銘じて、考えすぎないことを心がけている。
考えすぎているな、と思ったら一休みだ。例えば、目を閉じて呼吸に集中してみる。息を吸っていること、吐いていること、そのこと事態、今起こっていること事態を考えてみる。
すると、それまで考えていたことによるもやもやが少しは改善していることを感じた。
これは一般的に「マインドフルネス」とも呼ばれる「今、その時のことに意識を向ける」ことであるが、私もだんだんとそのことができるようになってきているかもしれない。
今のことに意識を向けると、今に直接的には関係しないもやもやが消えていくことを感じる。
だが・・・、このマインドフルネスという概念を知ってからある程度できるようになるまで長い時間がかかった。とはいえ今の自分もまだまだかもしれない。なかなかこの感覚はすぐには理解できないかもしれない。
・・・とにかく、頭の中がもやもやすると思ったら、他のこと、殊に今まさに起こっていることに集中していると、もやもやが改善されていくことを肌で感じた。
このことを当時まだ幼い子どもの時分の私に話してもなかなか理解してくれないかもしれない。
だが、これを読んでいただいた読者の皆さまに私の経験則が少しでも参考になったのであれば、幸いである。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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