山田隆一公式サイト

1315.【エッセイ】『四月の空気』

2025/04/02

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『四月の空気』

私は、四月の空気が好きである。

三月は、まだまだ冬の名残があり冷たい空気なこともあるのだが、四月ともなると朝ですら暖かく気持ちの良い空気が呼吸をすると身体に入ってくる。

・・・朝の空気がそれほど冷たくなく気持ちの良いものだと、快適な気分で一日を始められるような気がする。

自然が豊かな場所で感じる四月の空気は更に格別である。活き活きとしている草木の匂いとともにその空気を味わうことができる。

私はそんな癒やし効果までもがあろう空気を勢いよく吸い込んだ。そして、少しの間息を止めてみた。

四月の、春の陽気あふれる自然の雄大さを感じながら、息を止めている間にそれが全身を駆け巡っていく様子を想像する。

やがて、私は息を吐き出す。吐き出す時は吸い込む時に比べてかなりゆっくりと吐き出す。これがまた気持ちが良い。

この一連の呼吸の動作を繰り返していると、それまで頭の中をいろいろと駆け巡っていた雑念が消え去り、気が楽になったような気がする。

幸せは、一人ひとりの感じ方次第である。私はこのような四月の空気からも、自分なりの幸せを見つけている。

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お読みいただき、ありがとうございました。